つまおり傘の見学ツアー

つまおりがさ

端折傘(つまおりがさ)は
犬山市の隣の扶桑町の名産品です。

茶の湯野点(のだて)や寺院の儀式で,ひときわ華やかさを放つ朱色の大きな和傘が「つまおり傘」である。正式には儀典用端折長柄傘(ぎてんようつまおりながえがさ)である。骨の端を内側に折り曲げた長柄の傘で,本来の用途は神社,寺院の儀式祭典を荘厳なものにするという演出効果をあげる用具であった。また,豊臣秀吉が醍醐(だいご)の花見の際に用いたという記録も残っており,近年では野点の席に使われることはもとより,パーティー,室内装飾などの分野にも広く愛用されている。
  昔から,この傘を作っている業者は京都にはあるものの,愛知県では扶桑町山那の尾関家だけである。創業は江戸時代のはじめごろといわれ,以後約400年以上に渡り伝統を守り製作を続けてきている。1993年(平成5)に,扶桑町指定無形文化財の指定を受けている。
http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/syakai/owari/owa222.htm より


見学ができるとのことなので、
名古屋の作家さんと友達と一緒にお邪魔しました。


木曽川の堤防沿い、
守口大根の畑を見ながら車でブーンと15分ほど。




あった!コンニチワー。



材料は全部国産だそうです。
傘の骨は、1本の竹を割って作られてて、



柄の部分は、ホウノキという木から作られてるそうです。



組み立てられたところ
和紙も見せていただきました。



頑丈で、何度も修理して使えるそうです。
記録に残ってるのは 江戸時代から作っているということで
それ以前のことはよく分からないそうです。
どれだけ歴史が古いんだろう?
時間の旅をしてるようでした。



塗り終わったところ



乾燥中



カラフルに編まれた絹糸。
この5色の色にも意味があるそうです。
(忘れちゃった)



いま、motifの店先に1本のつまおり傘があります。
OPEN当時、扶桑のラーメン屋さんが「1月まで貸してあげる」と貸してくださったもの。
毎日眺めているのでなくなると寂しくなってしまいますが
貴重な傘に触れられて幸せでした〜。
まだありますので、見たい方はお早めに〜♪